水道用語一覧

認定水量
水道および水資源管理の文脈で使用される用語の一つです。この用語は、特定の期間内にある地域または組織によって必要とされる水の供給量を指します。認定水量は、水資源の計画、配分、および管理において重要な役割を果たします。以下は認定水量に関する詳細です。
●水道供給
認定水量は、都市、町、または地域の水道供給システムが特定の期間（通常は日、月、年など）に供給しなければならない水の量を示します。これは、家庭、商業施設、工業用途、公共施設などに提供される水を含みます。
●計画と予算
水道供給の計画と予算策定において、認定水量は重要な要素として考慮されます。供給源、配水管網の設備、浄水処理設備、下水処理設備など必要なインフラストラクチャーを設計・運用する際に必要な情報を提供します。
●需要予測
認定水量の算定には、将来の需要を予測する必要があります。これには人口増加、経済成長、気候条件などの要因が影響します。
●水資源保護
認定水量は、水資源の持続可能な利用と保護に関連しており、適切な水の供給を確保する一方で過剰な水の抽出や浪費を防ぐ役割を果たします。
●水道料金
認定水量は通常、水道料金の設定に影響を与えます。水道利用者は認定水量を超える水の使用に対して追加料金を支払うことがあります。
●水質管理
認定水量における水質も重要です。水質基準を満たすために浄水処理設備などの設備が必要とされます。

認定水量の正確な計算と適切な管理は、持続可能な水資源管理と水道供給の効率化に不可欠です。

漏水時の認定水量について
漏水時の認定水量とは、配管や設備の故障によって発生した漏水に対して、水道事業者が使用者に対し、通常の使用量として認める水量のことを指します。漏水事故が発生した場合、水道料金が通常よりも大幅に高額になることがありますが、これは本来の使用目的で消費された水ではないため、水道事業者に申請することで、一定の基準に基づいて認定水量が減免されることがあります。
認定水量の対象となる漏水には、地中や壁内部の隠れた配管からの漏水が多く、使用者が発見しにくい場合が含まれます。申請には、漏水の修理証明書や写真などが必要となることが一般的です。具体的な減免の割合や条件は自治体や水道事業者によって異なります。